不動明王様
むかし、むかし、平安時代(1200年前)唐へ渡っていらした、えらいお坊さん(円珍)により京都で彫られました。おだやかで、親しみやすい、やさしく強いお姿です。日本に3体しかない大変珍しい木彫の仏像であり、近年、上野国立博物館で2年間調査、修復いたしました。
愛染明王様
愛染明王様は、「愛」の文字から愛情(恋愛などの全ての愛)を表しています。また、「染」の文字から染物や洋服、着物を表しています。そのため、愛染を「藍に染める」という意味も持ち、織機で有名であった桐生には昔から多くのお参りがありました。現在では、アパレル関係はもちろんのこと、恋愛成就を祈願する方も増えています。
なぜ、桐生にあるのでしょう?
むかし、天災と大飢饉が桐生近辺で起き、人々が不安を抱き暮らしていた中、
1人の尼さん(妙宏律師)が京都から不動明王様を背におんぶして歩いてお連れし、光性寺にまつられたそうです。
その不動明王像を周囲の人々がお参りし、しずめられました。